「やわな」とは弱いという意味の言葉で、「がくりょく」は、「学力」と「顎力」、つまりアゴの力をかけた言葉です。生活に「やわながくりょく」を取り入れて、よく噛む習慣を身につけましょう。
子どもたちが好きなのはやわらかいものばかり。もっと歯ごたえのあるものを食べよう!と呼びかけることが大切です。
洋風の料理は一般にやわらかいものが多いのに対し、和食にはきんぴら、煮物等歯ごたえがあるものが多くあります。洋風ばかりでなく和食を食べさせる工夫を。
子どもたちは「テレビを見ながら」、「おしゃべりをしながら」等、「……ながら食べ」をすることが多いですね。もっと食べることに熱中するように呼びかけることが肝要です。
がつがつと早食いするのをやめると、よく噛むようになります。「いただきます」でどんなにお腹がすいていても、ゆっくり食べることをこころがけると、自然とよく噛むようになります。
子どもたちは食卓にお茶や水を置くと、必ずといってよいほど噛んでいる途中に飲み物で食べ物を流し込み食べをします。口にものを入れている間は、飲み物を飲まない指導が肝要です。
緑黄色野菜は噛みごたえのある食物の代表選手ですが、嫌いな子も多いもの。緑黄色野菜をなるべく食卓へのせるように努力しなければ、噛む教育はできません。