よく噛む8大効用 ひみこのはがいーぜ

弥生時代の卑弥呼の食事は噛む回数が現代の食事の6倍だったそうです。おそらくひみこはよい歯や歯ぐきをしていたという想定から、「ひみこのはがいーぜ」というキャッチフレーズは生まれました。よく噛むとなぜよいか、子どもたちに覚えてもらい、もっとよく噛まなければと思ってもらえるようにとの願いが込められています。

ひみこのはがいーぜ

ひ……肥満予防

よく噛まないで食べると、食事が早くなり、満腹感を得るまでにたくさん食べなくてはならなくなって、過食につながります。よく噛むことで、食べ物を十分に摂取したという満足感が得られ、肥満を防ぐことができます。


み……味覚の発達

よく噛むと素材そのものの味がよくわかるようになり、子どもたちの味覚の発達につながります。


こ……言葉の発音はっきり

よく噛むことで、顎が発達し、歯が正しくはえそろって、かみ合わせもよくなります。そのため、自然に、正しい口の開き方ができ、正しい発音ができるようになるといわれています。


の……脳の発達

ねずみの実験で、固形食を与えられたねずみと粉末食を与えられたねずみでは、固形食を与えられたねずみのほうが条件回避学習の成績がよかったそうです。また、咬合力の強い子ほど、幾何図形のテストの点数が高いことを示すデータもあります。


は……歯の病気予防

よく噛むと顎が発達するので、歯がきれいに生えます。また、歯の根がぐっとはって磨きやすくなり、むし歯を予防し、歯垢もたまらないので、歯周炎も防ぎ、歯槽のうろうの予防にもなります。


が……ガン予防

発がん物質は唾液に30秒つけておくと毒消しの効果があるそうです。よく噛むと唾液がよく出て、食物と混ざり、がん予防に役立ちます。


いー……胃腸快調

よく噛むことは消化吸収をよくし、胃腸の働きを活発にします。


ぜ……全力投球

歯並びと運動能力には関係があることがわかっています。実業団のトップクラスの選手と一般のサラリーマンに対して行った健康調査ではスポーツ選手は歯並びが「良い」人が「悪い」人を上回っているのにたいし、一般の人は歯並びが「良い」より「悪い」が多くなっていたそうです。全力投球するうえでの歯の大切さがわかるデータです。



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